6月23日 沖縄 慰霊の日

 

沖縄戦が終わって今日で76年の年月が経ちました。

 

1945年、約3ヶ月続いた沖縄での米英連合軍対日本軍の組織的戦闘は
およそ10万人の両軍人と12万人の民間人の命を奪いました。

沖縄戦最後の激戦地となった糸満市には
戦後50年の1995年に「平和の礎」が建設されています。

毎年行われている平和祈念公園での追悼式。
今年は緊急事態宣言が出ていることから参列者の数が36人に絞られ、
行事が中止、縮小される中、正午に1分間の黙とうを捧げました。


戦争は終わっても、戦争で負った傷は何十年経っても癒えません。
そこには経験し得ない、想像し得ない苦しみがあるのだと思います。

今この瞬間にも同じ世代の子が命をかけて戦っている。
それは病とか。飢餓か。戦争か。

普段何不自由なく過ごしている生活から少し外に目を向けると
そこには全く別の世界が広がっています。
あなたの「ありえない」がそこでは「普通」なのです。


これは世界の話だけではありません。
日本国内の話でもあるのです。


「平和とは何か」だけでなく、「今ある生活が何のうえにあるのか」を
考える日にしてほしいと思います。




#慰霊の日